オデッセイを見たよ、という話
お疲れ様です。モロヅミです。
オデッセイ見ました。普段はたくさん映画を見るわけではありませんし、特に映画の批評がうまいというわけではありませんが、書いておかないと忘れてしまうので、書いていきます。
この映画、面白いです。
いつも映画を観る際は事前に準備しないので、今回もスペースホラーだと思っていました。こう、宇宙に取り残されて一人で絶望のうちに死んでいく・・・というような。
でも、完全に裏切られました。
ワトニー(主人公)、ポジティブすぎ。
火星に取り残されても、生きようとする力がものすごい。
この映画は、ひたすら詰将棋を解いていくような、そんな気持ちよさがあると思っています。
火星に取り残されたワトニーがまずやったことは、残存食糧の把握と、酸素、水、電気があとどれくらいもつのかということ。そしてあとどれくらい待てば助けが来るのか、ということ。
食糧問題を解決するために、植物学者であるワトニーは火星でジャガイモの栽培を始める。土を作り、肥料を作り、水を作る。
その手法を見ていると、きれいな証明を解いているような気分になってきます。
そのほかにも、次に火星の調査船が来る場所までどうやったらたどりつけるのか。
どうやったら地球と連絡がとれるのか。どうすれば地球に帰れるのか。
問題が解決する瞬間は、なんともいえない嬉しさがあります。このうれしさはだれしもが共感できるものじゃないでしょうか。
難しい問題を解くすべがわかった時の感動や、ファインプレーをした時のうれしさ。
地道にやってきたことが報われた瞬間。そういった幸せはものすごく人間っぽい幸せだと思うんです。
そういった幸せが積み重なってこの映画はできているんだなあと思いました。
短いですがこのあたりで。
蛇足。
ちなみに私がこの映画を観たのはマット・デイモンが好きだからです。
マット・デイモンはなぜか怪我をしたりつらい思いをするのが似合うと思うのですが。
今回も冒頭で自分の腹にささったアンテナを自分で引き抜いて、腹に残ったアンテナのかけらを取り出すというブラック・ジャック的な芸当をしていました。
たぶん、マット・デイモン好きにとってはご褒美のシーンだと思います。